磯崎から乗り込んだ旧型3連は、那珂湊でキハ20を切り離し、急行型2連となりました。あれほど荒れた天気はいつの間にか晴れ間が広がり、那珂湊を出ると側面に西日がキラキラと降り注ぎます。
よし、これならギラリだ!一気に上がったテンションも束の間、列車が中根に差しかかると一帯は日陰です。
それでもここならばと、淡い期待を込めて金上方に来てみましたが、時すでに遅く。築堤上でさえ日陰でした。
それなら、先ほど西日を浴びた那珂湊方はどうだろうと、延々歩いて来てみましたが、田園地帯に既に光はありません。
それどころか、露出はどんどん下がっており、足元を吹き抜ける風がもの悲しさを倍加させて行きます。そんな自分の気持ちを知ってか知らずか、旧型キハ2連が淡々と勝田へと向かっていきました。
もう帰りたい気持ちを振り絞り、中根に進入する「ときわ1号」を変化球で攻めてみました。嗚呼無情・・・
(2012/12/1)