先週末には、大阪−新潟間に「つるぎ」がリバイバル運転されたそうです。「つるぎ」というと東京の人間には馴染みが薄いのですが、学生の頃に見た雑誌記事には米原のゴハチに燦然と輝く「つるぎ」のＨＭがとてもカッコよく見えました。
そんな「つるぎ」のＨＭを是非拝みたいと思い、５０．３改正で消える特急急行を撮りに山陽・北九州方面に出かけた帰り道に、広島から急行「音戸」に乗って、早朝大阪に着き「つるぎ」を拝む計画を立てました。
ところが、こともあろうに岡山あたりで車両点検で長時間停車してしまい、大阪に着いた時にはもう影も形も無く幻のゴハチ「つるぎ」になってしまうという悔しい思い出があります。
後年、縁あって信越線の線路が間近に走る家に遊びに行くようになりました。もう朝はゆっくり寝ていられません。自転車を借りてカメラだけ首から下げて、近くの線路端へと向かいます。
待つこと暫し、「つるぎ」のＨＭが燦然と輝くローズピンクの８１が、朝日を受けて迫ってきました。
1990/09/24 新津−荻川
1990/09/24 新津−荻川
1990/09/24 新津
