線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

江ノ電

 江ノ電は今年開業120周年とのこと。

 僅か10km足らずの小さな鉄道にもかかわらず、長命を保ってくれることが嬉しい。

 鉄道趣味誌を読み始めた頃の「全国私鉄巡り」的な記事に「・・・モータリゼーションでの乗客減少で、廃止が検討されている・・・」という語句が連なっていたことを覚えているが、その数年後には交通渋滞で乗客が増えて事態が好転し始めたと記憶している。

 そんな頃の江ノ電の雰囲気を今なお伝えてくれる旧型車が元気でいてくれている。併用軌道区間のこの撮影スポットも、今なお残ってくれていて嬉しい。

 ガラスの入った玄関の引戸、昔の家は皆これだった。自分の家もそうだった。長谷駅近くの路地はタイムマシンで時を遡ったかのよう。

 この日は自宅のコレクションからこんなものを持参してみた。開業70周年の際に頒布されたもの。開業当初に発行された「定期券のはしりのようなもの」のレプリカで、木札の裏面には持参人氏名と利用区間、期間を記して使用されたとのこと。

 

「江の島鎌倉観光」を経て社名が元に戻ったことも感慨LED深く思う。

(2022/7/16)