かつての地元のこの場所に立つのは何年ぶりだろうか、休鉄期間は勿論のこと複鉄後も訪れていないので20数年ぶりと思う。
1時間ほど前に着くと先客は誰も居ません。ただ、フェンスが出来ていてポール脇のポジションは脚立が無ければダメなので、止む無く後方の柵の隙間からコンデジを差しこんで撮ることとしました。
そうこうしているうちに、1人2人とギャラリーが増えてきました。皆さん地元のようで、大昔の自分同様に自転車です。ただ、皆さんは脚立持参で心得ていました。
ところが定刻になっても来ません。5分遅れか10分遅れかとやきもきする中、ギャラリーが増えてきましたが、皆さん落ち着いていて遅れを承知している雰囲気です。
これは2〜30分では来ないなと思っていると、案の定1時間遅れで京浜東北南行をかわしての登場となりました。品鶴線のトラスをくぐり、グワーッと緩やかに登って来る青い列車は、大昔ファインダー越しに見た姿のまま。背景も昔のまま。でもカマが66になり、行き交う電車が銀色になり、自分は白髪頭になってしまいました。
当時のカメラは今も現役で使っていますが、きょうはフェンス越しを想定してのコンデジ持参。これも時の流れかと一人しんみりしてしまいましたが、モニタを確認すると、「なんじゃ傾いている!」不安定にカメラを差し出したので、垂直が取れていませんでした〜。