次に向かったのは辰野です。中央線の急行「アルプス」でここに降り立つと、飯田線の旧型国電が出迎えてくれたものですが、今はその面影もありません。かつて優等列車が発着していた長いホームには単行の電車が時折佇むのみです。
かつては当たり前の光景として、わざわざカメラを向けることもありませんでしたが、こんな脇役たちの存在が嬉しく思うようになりました。
優等列車の発着のアナウンスや飯田線乗換の案内が響き渡ったホームは静まり返ったまま。ホームの脇には、かつての賑わいの復活を望む声がよせられた看板がありました。