かつて鈍行列車の旅というと、長時間停車が常でしたね。列車ダイヤ上の色々な意味合いがあったと思いますが、ホントにのんびり旅でした。
今回の大井川の旅でも長時間停車が再現されていて、1時間停車となった駅では思い思いのスナップ撮影会が繰り広げられました。
どなたかがご持参されたサボを掛けて撮影されていましたので、ご相伴させていただきました。
ホームや車内がひと落ち着きすると、あの頃を偲ばせるような穏やかな時が流れ始めます。シーンと静まり返った車内で優等列車が通過するのを待った、あの時のシーンが蘇ってきました。
家山でも10分の停車。機関車に駆け寄ってみると、客車やボディが弱い夕日に照らされています。空には秋の鰯雲が広がり、天気予報が良い方にはずれてくれて感謝です。
(2016/10/16)