鉄三昧だった若い頃、もっぱら京浜間や都内のホーム先端をうろついていた。そんな中、ぽっかり時間が空いてしまうことがあると、「品川でも行ってみるか・・・。」となることが多かった。
別にこれという目的があるわけでもないのだが、「行けば何か居るかも知れない。」と思ったものだった。
時間帯によってはDD13が寝台客車の組成をしていたり、ゴハチの重単が居たりと華もあったが、地味なEF15などが佇んでいたりすることが多かった。
そんな時は暇潰しにと、細部をじっくり観察したり、普段撮らないようなアングルで遊んでみたりした。
そうこうしている内に、発車時刻になったのか、雑誌を読み耽っていた乗務員がきりっと姿勢を直して、ノッチオン!さてオイラ達も腰を上げるとするか。
(82年6月撮影)