線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

夢空間を清瀬市へ移設とか

 先般、武蔵野線三郷駅前の大型商業施設にて保存展示されている、夢空間の2両を清瀬市が譲受し市内にて保存して行くとのアナウンスがあった。単なる移設ではなく、しっかりと補修の上保存と展示をして行くべく、活用方策を検討しているようなので期待が持てる。

 ひとまず現在の状態を知りたく思い、8月の或る日に新三郷へ出かけてみた。

 駅からペデストリアンデッキを進むと「ラウンジカー」(オハフ25 901)が見える。

 商業施設側はレストランの屋外デッキに接しているが、こちらの道路側は植栽に覆われており、柵への接近は不可能。妻面には「国鉄フォント」が残っているのが嬉しい。

 車輛の形式番号はこちらの車端部にあるのだが、柵で見難い。

 「ダイニングカー」(オシ25 901)は少し離れた駐車場側に鎮座している。

 「夢空間」のヘッドマークサインも健在だった。

 かつては金色だったであろう「DINING CAR」のエンブレム。色褪せたというところがなんとも侘しいのと、金属製でないことが明らかに・・・?。

 両者の展示場所は若干離れている。

 

 ところで、この大型商業施設のあるここは、かつての武蔵野操車場跡地。武蔵野線の上下のホームがヤードを挟むために途轍もなく離れていると、話題になったのも遠い昔だ。

(2024/8/21)

 Yes’89「横浜博」での夢空間お披露目時のスナップを添えておく。

 凄くワクワクした気持ちで見学したのだが、車内の壁紙などの造りが「いかにも身内の工場製」という感じでの甘さが垣間見えた記憶がある。
(1989/5/24)