線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

C56139撮影会

 横浜本牧駅での撮影会は、いよいよメインイベントとなりました。会社の虎の子として大切に保管されているC56139の夜間撮影会です。

 午後の光線が少しづつ傾き始め、これまでの歴史を刻んだキャブに絶妙な斜光線が差し込んで来ました。

 昭和13年の日立製、昭和38年に横浜機関区で現役を退いたのち、東京・国分寺の中央鉄道学園の教習車として永く保管。国鉄民営化に伴う学園の廃止を受けての神奈川臨海鉄道にお輿入れという、数奇な運命を辿って来ました。

 陽が沈み1日が終わる頃、撮影会が動き出します。

 前照灯が点灯し、僅かな排気と共にシゴロクが・・・。

(カマに火は入っておらず、模擬の排気ですが、一見すると迫って来そう。)

 絶妙なライティングのお蔭でシゴロクの雄姿が浮かび上がります。

 撮影会のエンディングはDLに牽かれて塒へと帰投する姿。

 後方注視する乗務員、回転するロッドと動輪。それは生きている機関車そのものの姿でした。

(2022/11/27)