線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

北陸6つの列車旅 ー5ー

【5本目 氷見線

 この旅では2泊ともに金沢駅近くのホテルだったので、最終日も金沢から出発です。北陸道を東に向かい、高岡から氷見へと進みました。氷見の番屋に立ち寄ったあと氷見駅へ。

 構内にはこんな洒落た駅名標がありました。細かい事を言うとこれは線路と直角に立っており、この矢印の方向は出入り口となります。(細かっ!)

 上の写真の後方にはお役御免の腕木信号機が鎮座していました。梃子も一緒というのは嬉しいですね。

 11:49発の氷見線に乗車です。折り返しとなる首都圏色のキハ40系2連が入線して来ました。JR西の車両なので側面窓が更新されていますが、今や貴重な車両かもしれません。ツアーの謳い文句としては「風光明媚な氷見線乗車」として、雨晴海岸と雪を頂く立山連峰の写真が添えられるところですが、きょうは生憎の曇天でもあり優美な車窓を楽しむことは出来ませんでした。

冬の晴れ間にはこんな風景が見られるのでしょうね。一度は見てみたいものです。

 雨晴駅を出て直ぐの場所にはこの列車を見ようとする観光客。あの立山はまったく姿を見せてくれませんでした。

 

 海岸の車窓が消えた途端の越中国分や伏木と進むにつれて、学校帰りの高校生が大挙して乗車してきたので、思いっきりの通学列車風景となってしまいました。(恐らく彼らにしてみれば、普段なら座れるはずの席にツアーのジジババが沢山!と思ったことでしょうね。)

 高岡には30分ほどで到着。新幹線開通により北陸本線が3セク化されてしまい、氷見線城端線JR西日本飛地状態となっています。本線上には特急列車の姿もなくかつての活気が恋しい高岡の駅構内でした。

(2022/10/15 6本目へ続く)