線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

北陸6つの列車旅 ー2ー

【2本目 えちぜん鉄道

 九頭竜湖駅前に先回りしていたバスに乗り込み、えちぜん鉄道勝山駅へと向かいました。アイボリーにあずき色の帯を締めた車体の京福電気鉄道には乗ったことがありますが、新会社になってからは初めての乗車です。

 勝山駅は1914年の開業とのこと、堂々とした風格を備えていますがこれでも2013年に改修工事がされているようです。

 駅舎隣にはデキ6形が佇んでいました。昔々、福井口の車庫で対面して以来のことで嬉しくなりました。

 入線している電車はどこか関西系私鉄の譲渡車かなと眺めていると、側面は両開きの3ツドア、ユニットサッシの窓です。車内に入ると座席上には座席番号のプレートがありいかにも国鉄風、扇風機のJNRを確認して合点がいきました。元国鉄飯田線の119系です。

 

 15:49発の定期列車を2両編成とし、後部1両をツアー貸切としてくれていました。先ほどの越美北線では単行DCへの混乗だったので対応の違いを感じました。途中、難読駅名の轟に停車。てっきり「とどろき」かと思ったら「どめき」なんですね。残念ながら駅名標をスナップ出来ませんでした。

 30分ヘッドのダイヤなので割と頻繁に列車交換があります。対向列車との待ち合わせで停車した駅は越前竹原。「竹原」と聞いて瞬間的に思い出したのは「信濃竹原」、何の脈絡もありませんがローカルな雰囲気がいい感じ。

 30分ほどの乗車で永平寺口に到着。えちぜん鉄道の乗車はここまでです。40年ほど前に福井からここまで乗って来たことを覚えています。右側に見える途切れた線路はかつての永平寺へのもの、乗った覚えがあります。

 

 駅前には勝山から回送されたバスが待ってくれています。ここまで来ても永平寺の観光をせず金沢の宿へと向かうというテツ旅。自分は満足ですが、他の参加者の皆さんはこんな旅をどう感じていらっしゃるのかお聞きしてみたいと思いつつ、バスは北陸道を金沢へと向かって行きました。

(2022/10/13 翌日の3本目へ続く)