鶴見線の風景と言えば海芝浦とともに必ず紹介される「国道」駅。
10代半ばの頃に初めて訪れた時と何ら変わらない佇まい。そして澱んだ空気。背中に忍び寄る恐怖感(笑)。(ホントです。)
駅の開設当初は、ここに「臨港デパート」があり、生鮮品、用品雑貨、文房具、衣類、履物等様々な商品を取り揃えて賑わっていたそうです。
改札外なので「駅ナカ」とは言えずとも、高架下の複合店舗は今の時代と変わらないというか先進的な存在だったことを知り驚きです。
改札を入りホームへと向かう階段もまた暗くひっそりしています。
むき出しのコンクリートには、長年の塵や埃が纏わりついているような気配を感じてしまいます。
やはり何十年たっても爺さんになった今でも、この空間はどことなく怖いです。ホントに。
(2022/3/7)