線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

能勢電鉄

 1981年9月、関西の私鉄各社を見て回っていました。と言っても普段から馴染がなく各社の詳しいことは判りません。とりわけ中小私鉄となると、どんな車両が居るのかさえ知らないままでの訪問でした。

 大阪からほど近く、阪急宝塚線から乗り換えて行ける能勢電鉄に行ってみました。

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 支線が出ている山下で下車。古色蒼然という表現がピッタリな車両がゴロゴロいるのですが、真新しい高架線とは余りにも不釣り合い。

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 どの車両を見ても形式名を知りません。ただ、車体は阪急色そのままなので阪急からの移籍ということだけは判りました。

 4両編成なのに3パンで、客室は下降窓なんですね。調べてみると610形というらしい。

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 ドアステップのある2扉の小型車が居ました。日生中央への支線折り返しみたいです。窓枠は木製で阪急色の車体に対して、黄色みがかったニス塗りが美しく見えました。

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 上の編成の反対側です。320形と言うらしいですが、古豪そのものでカッコイイですね。前照灯もブタ鼻でないし・・・。

(1981/9/20)