古い車両、古い駅舎と被写体を求め続け、いよいよネタが無くなると古い施設・設備に目が行くようになって来ました。
そんなことから5月のある日、都心の駅の古いネタを見て回って来ました。
(代々木 緩行線)
相対するホームをアーチ状に跨ぐ古レールに架線を吊るための梁が水平に渡っています。ホームドアには目をつぶり、上方だけに目を向ければ省線電車の時代そのままです。
(水道橋)
Y字状の支柱がずらりと並ぶ様には、見とれてしまうほどの美しさがありますね。これも古レールという廃物利用なのですが、国鉄施設担当?の美的感覚は素晴らしいと思います。
秋葉原駅は地平に改札口があり、高架線1階に山手・京浜東北、同2階に総武緩行線がクロスするという構造で、リベットを打ち込まれた重厚な柱があちこちに見られます。
軽快な銀色電車の車体など、この柱1本でヘナヘナに潰れてしまいそうです。(例えは悪いですが・・・)
(2021/5/10 撮影)