線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

みなとヨコハマ C581運転

 1980年6月、みなとヨコハマにC58が走りました。 横浜開港120周年の記念行事で、6月13日〜15日の3日間の運行でした。

 C581は、その2週間前に山口線でのC57との重連運転で目にしたばかり、そんな機関車が地元を走るというので興奮した覚えがあります。試運転も含め連日通いました。

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(1980/6/13)

 東横浜を発車するC581です。かつての貨物駅ですが、荷扱いのホームもなく当然貨車の姿も無い、ただただ、だっだ広い構内でした。

 それが今では高層ビルが立ち並び、バスターミナルがあり、動く歩道があり最近では頭上をロープウェイが走っているなんて、当時からすれば近未来社会そのものですね。

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(1980/6/15)

 万国橋から運河越しに眺めた風景です。あの頃のヨコハマの風景そのものと思います。

 当時の自分は、「みなとヨコハマと言ったって、山下公園以外は運河と艀と倉庫群とクレーンが立ち並び、少しも観光地じゃない」と思っていましたが、その後一変した風景を目にすると、今度は天邪鬼そのもので、「このチャラチャラした風景は、本当のヨコハマらしくない」と否定的に見てしまっています。

 自分でも勝手だなと思いつつ、あの頃のヨコハマの風景に思いを馳せてしまう爺さんです。