線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

新幹線100系

 新幹線100系の全盛期は、80年代後半から90年代ということになりますが、それは丁度自分の休鉄時期と重なり、ほとんど乗ったことがないというか1回(機会)しかありません。

 その貴重な巡り合わせとなったのがX1編成でありまして、強い印象となっているそれが昨年秋にNゲージで販売されたので、衝動的に購入してしまいました。

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 時は1987年5月、職場の同僚の結婚披露宴に呼ばれて大分・中津へ向かうこととなりました。東京からの他のメンバーは空路で入りましたが、自分は新鋭の100系に乗りたくて、小倉経由で中津に向かう計画を立てました。

 小倉往復のG(グリーン)キップを手に、東京駅ホームで入線を待っていると運転席のガラスに「X1」の文字。おやもしかして?と思うと、乗車する10号車は116−9001、そう試作車X0編成を量産化改造したX1編成でした。

 初の100系乗車が希少編成となったので気分は上々、小倉までの長旅も何の苦もありませんでした。途中、憧れの2階建て食堂車168ー9001にも入り込み、コーヒーを飲みながら徳山のコンビナート群を眺めた記憶があります。

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 翌日、披露宴を終え東京へと戻る段になり、小倉にて予定の列車の入線を待っていると、なんと前日と同じX1編成の116−9001でした。

 このように強い巡り合わせとなったX1編成ですが、スナップが1枚もありません。乗車したG車も食堂車も、あのレリーフもです。小倉や門司のスナップをするべくカメラは持参していたのですが、食堂車で嬉々としてカメラを取り出すのが恥ずかしく、行も帰りも躊躇してしまいました。

 今までずっと後悔していますが、聞けば名古屋のリニア館には168ー9001が展示されているとのこと、車内スナップのリベンジを果たしたいのですが、コロナ禍で車内公開が中止されているようです。

 ああ、30余年前に見たあのレリーフをもう一度見たい!

 (祈 コロナ退散!)

1987/5/16

東京(9:00) −ひかり23号− 小倉(14:43) 116-9001

小倉(16:54) −にちりん25号− 中津(17:33) クハ481-245 本ミフ

 1987/5/17

中津(14:14) −にちりん16号− 小倉(14:52) クハ481-601 鹿カコ

小倉(15:09) −ひかり10号− 東京(20:46) 116-9001