江見駅での所用を済ませてから、久しぶりに隣の太海駅に行ってみました。
仁右衛門島という観光名所を控えた駅にも拘わらず無人駅です。渡船就航の可否を知らせるボードがありました。
状況に応じて係の方が来て変えていくのでしょうか。僅かばかりの人の気配を感じさせます。
ガランとしたホールに立つと南国を思わせる情景が迎えてくれました。海岸へはこの先の坂道を下って行きますが、その前に「あれは、果たして今も残っているかいないか?」鼓動の高鳴りを覚えながら外へ出て軒先を見上げます。
ありました!今なお健在でした。駅名を示すホーロー看板です。
内房線のホーローを探して幾つかの駅を巡り、ここに降りたのは2005年の9月、ちょうど15年前です。
あの時と変わらずに静かに時が止まったままの駅前で、大きな存在感を示すそれが今なお健在だったことの嬉しさをかみしめていました。
(2020/9/1 撮影)