所用あって南房総へ出向きました。かつてはスカ色113系が普通列車の主役でしたが、今は209系のみ。
209系に乗り込み発車を待っていると、反対ホームに209系が到着です。
209系と言えば、「10年走れば元が取れる」みたいな簡略設計思想で京浜東北線に投入されたように記憶していますが、その京浜東北線を233系に追われて千葉へとやって来ました。
千葉に投入されるにあたり、先頭車両はボックスシートに改造されたり、トイレを付けたりされていますが、シートは相変わらず硬いままです。
走る線路は単線だし道床は草茫々だし、車窓には田畑と緑濃い丘陵地、止まる駅は無人駅。仮にも首都東京を縦断していた車両の今には少し寂しいものがあります。
暫くすると広い窓一杯に風景が広がり、ちょっとだけ観光列車気分にさせてくれました。
(2020/9/1 撮影:館山ほか)