確か10年くらい前から、ビネガーシンドロームの恐怖が告知されていたと思いますが、何となく切迫感を感じずに高をくくって来ました。
しかしながらここへ来て急に気になり、ネガを保管してある箱を開けてみると「案の定」酢酸の酸っぱい香りが漂うものが出てきました。
昔から持っているスキャナはOSが合わず、かと言って量販店にも昨今は商品がないので、ネットで手頃なものを購入していざ作業開始。
異常の無いものもありますが、こんな無残なものが・・・。
不気味な縞模様。
山折りのような皺が出来て、スジが張っています。
ネガ表面に水滴のようなものが出来ていて、ケースから出す際に剥離。
ネガのカーリングが起きており、スキャンの際も絵(右の架線柱)がゆがんでいます。
カーリングは収縮によるもののようで、ネガの天地・左右がスキャンの範囲に入り込んでいます。
ある程度の紙焼きはあるので、WEBへはスキャンすれば足りますが、印刷原稿となるとお手上げ・・・。(もっとも、そんな立派な写真は元々撮っていませんが(笑)) 今、せっせとスキャンしていますが、思い入れのあるコマの無残な姿はショックです。