「モノクロフィルムの販売を終了する」とFUJIFILMからのプレスリリースがありました。
たしかにデジタル全盛の時代にフィルムましてやモノクロのニーズがどれほどあるのか分かりませんが、恐らく微々たるものなのでしょうね。
思えばモノクロフィルムには大変お世話になりました。というか、それしかありませんでした。そのモノクロフィルムも12枚撮り、20枚撮り、36枚撮りのラインナップで、36枚撮りを買ったらいつ使い終わるか分からないし、12枚ではちょっと少ないし、20枚かななんて考えていると、写真屋のオヤジさんから「お買い得の16枚撮りがあるよって」勧められて、ライトパンと称するモノを何度か買った覚えがあります。
それでも気合いを入れて撮影に臨む時はやはり、ネオパンSS36枚撮りを購入してワクワクしながら撮影していたものです。今では36枚なんて一瞬の連写で終わってしまいますけどね。
こうしてネガを見て居ると、パトローネのデザインやカメラへのフィルム装填の感触、暗室のオレンジライト、定着液の酢酸のニオイ等々まさに走馬灯のように思い出されます。
そうそう、プレスリリースではモノクロ印画紙の販売も終了するとありました。 (2018/4/6 記)