線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

塩浜機関区&川崎貨物駅

 JR川崎貨物駅の業務委託を受けている神奈川臨海鉄道のDLたちを見学するツアーに参加してきました。

 目の前を入換えの貨物列車が通過する様子は迫力満点。

検修庫内の見学もさせていただきました。

 いかにも現場を象徴する風景。いいですね。

 今回ツアーの題目のひとつは、午後の光線を浴びて入換え業務に勤しむDLたちをスナップということでしたが、当日はあいにくの曇天。北風が吹き抜ける構内跨線橋からのスナップは「とても寒い!寒い!」ものでしたが、こんなウネウネをスナップ出来ました。

(2023/2/3)

 今回ここを訪れたのは実は2回目のことで、以前の訪問は48年前のこと。鉄道友の会の当時は塩浜操車場と呼ばれていたココの見学会でした。貨車の入換えや列車組成を自動化したという現場の見学でしが、当日は雨天のため機関車を数枚スナップしただけの記憶しかありません。(1975/6/22)

 セミセンターキャブの愛嬌ある機関車をスナップ。隣にはロッドの付いた機関車も。

当日いただいたパンフがこれ。

 それまでのヤード作業はハンプから突放された貨車に掛員が飛びついて乗り、絶妙なブレーキ操作で方面別に貨車を連結組成させるという、職人技を伴う危険な業務でしたが、これをコンピュータ等による自動化させたものと謳っています。貨車を案内誘導する装置カーリターダという名称をこの時知りました。

 

西武線の復刻塗装

 西武鉄道の創立110周年記念ということで、前身の武蔵野鉄道当時の茶色塗装を纏った2000系が走っているということで見に行ってきました。

茶色とはいうものの、「黒っぽい電車」の印象です。

 光線の具合で印象も変わると思いますが、日蔭でのこの色が実際に近い色合いに思います。茶色とは言っても国鉄のブドウ色とも違うみたいだし、チョコレートいやお汁粉か・・・・と悩むうちに判らなくなってしまいました。

(2023/1/31 稲荷山公園

 

スペーシア八王子日光号

 東武線内の栗橋あたりでも富士山を望むことが出来るそうですが、ここ多摩川ではもっと大きく見えませんか?

 そんな言葉を掛けてあげたくなるような、快晴の多摩川橋梁を行く八王子への送り込み。(回8270M)

8271M スペーシア八王子日光号

 一見すると鈍重に見えるスペーシアの躯体ですが、天邪鬼にも逆光側にポジションを取ったこの日、シャープなシルエットが通過する姿を目にすることが出来ました。

(2023/1/29 日野-立川)

 

芦ヶ久保の氷柱

 秩父芦ヶ久保に地元の方々の手による氷柱があり、ライトアップもされるなど観光客が多く訪れていると昨年あたりから聞いていました。

 そのうち暇な時にでも・・・、と考えていましたら「電車と撮り合わせも可能」と知って、急遽出動!(笑)

 場所は芦ヶ久保駅から徒歩10分の線路端。山陰の沢に沿った場所にスプリンクラーなどで散水しての氷柱でした。

 アングルは限られてしまいますが、電車との撮り合わせは楽しいもの。

(2023/1/25)

 

拝島駅の分割併合

 この3月のダイヤ改正では、中央線のホリデー快速「おくたま」号の奥多摩行きが青梅止まりに、「あきがわ」号の武蔵五日市行きが廃止と告知されました。

 ということは青梅線拝島駅で行われている「おくたま」号と「あきがわ」号の分割・併合シーンが見られなくなるというこになります。

 以前は八高線高麗川行きや箱根ヶ崎行きと、青梅線五日市線との分割併合も見られましたが、それも廃止された今はホリデー快速のこの切り離しが貴重なシーンとなっていました。

 夕方の併合シーンです。掛員のこの連結を示す手信号、久々に見た気がします。次の列車ではこの動作は無くカンテラを振るだけでしたから、とてもよいものを見せて頂きました。

 「あきがわ」の名も消えてしまうのでスナップします。

 その「あきがわ」号ですが、五日市線内では4両で運転されています。他の普通列車は6両ですので、「あきがわ」号とその送り込み列車のみ4両となっていました。(秋川にて)

(2023/1/21)

 

 

 

 


 

暮れなずむ八高線多摩川鉄橋

 西の空を黄金色に染めた夕日が山の端に沈む。

 夕日が西へ西へと遠のいて行くと同時に、黄金色の空は徐々に茜色へと変化する。

その茜色を包み込むように紫紺から濃紺へとグラデーションの幕が降りて来た。

 今だ!今来て欲しい。そんな願いが叶った瞬間に、平凡な通勤形電車が夕暮れ時の主役になった気がした。

 最後の力を振り絞るように、僅かばかりだが茜色が辛うじて残っている。

 扇形に枝を広げた一本の木が下り電車を迎えてくれた。

(2023/1/20 小宮-拝島)

 

 

 

夕暮れの西武線Sカーブ

 花小金井のSカーブ、夕暮れ時に見せるレール面の輝きは如何に!と思い再訪してみました。

 西の空が茜色に染まるころ、幕車の(新)2000系が下って行きます。

 お待ちかね(旧)2000系がカーブの向こうから姿を現しましたが、期待するほどにレール面は光ってくれませんでした。どうやら立ち位置の高さが足らないので、反射角が伴わなかったようです。

 夕方のラッシュ時間帯とあって列車密度も高くなったので、黄色い電車も数多く姿を見せてくれ始めました。

 体をクネクネさせながら踏切を通過する列車の側面に、閉塞信号機の明かりが反射します。

 踏切で一瞬浮かび上がる(新)2000系の顔。

 なかなか楽しいSカーブの線路端でしたが、寒くなってきたので帰ることにしました。

(2023/1/19)